転職活動でたくさん見ることとなる「求人票」。
そんな求人票の中で実は大事な「福利厚生」。
仕事内容と年収に目が行きがちな転職活動ですが、元気に働ける事が大前提なので福利厚生は非常に大事です!
福利厚生で見るべきポイントを3点まとめたので、必ずチェックして福利厚生を見るようにしましょう!
この記事の目次
年間休日、有給休暇は何日あるか?

まずは年間休日。
また、年間休日とは別で有給休暇が何日あるかもチェックしましょう。
業界によって変わりますが、サービス業以外なら年間休日の目安は120日以上。
また有給休暇は、労働基準法で勤務年数によって以下が最低日数として義務付けられています。
勤務年数 | 0.5年 | 1.5年 | 2.5年 | 3.5年 | 4.5年 | 5.5年 | 6.5年以降 |
有給休暇日数 | 10日 | 11日 | 12日 | 14日 | 16日 | 18日 | 20日 |
上記日数以上に有給休暇が付与されている会社を選択するようにしましょう。
※有給休暇を使いやすいか?は別問題としてありますが、まずは付与されていないと使う権利もないため、ちゃんとチェックしておきましょう!
年間休日は、会社自体が休みとなる日。
120日あれば、夏季休暇で1週間、年末年始で1週間と長期休暇があります。
有給休暇は、会社自体は休みじゃないけど休めて、さらにお給料も貰える労働者の権利。
労働基準法で10日〜20日の付与が義務付けられます。
社会保険はちゃんと加入して「社会保険完備」になっているか?

社会保険と言うと、以下の4つが挙げられます。
- 健康保険(病院の医療費)
- 厚生年金(年金関係)
- 労災保険(勤務中の怪我)
- 雇用保険(会社が倒産やクビになった時)
この4つ全てに加入している事を「社会保険完備」と言い、求人票に書いている企業も多いです。
が、ぶっちゃけ全ての保険に加入していて当然。
社会保険完備じゃない企業はヤバいです!
よって、社会保険完備となっていない企業は即切ってしまってOKです!
退職金制度が存在するか?ない場合は基本給を見よう!

日本の終身雇用が作り出した「退職金制度」。
もともとは現役で働いている間の給料を少し抑え、最後にどかんと支払うという後払い制度。
終身雇用が当たり前だった時代は問題なかったんですが、転職が当たり前になってきた現代では合わなくなってきた制度です。
最近では退職金制度がなく、その分基本給を上げる方針の会社が増えています。
よって、
退職金制度がない会社の基本給与>退職金制度がある会社の基本給与
となるはずなんですが。。。
実際は退職金制度がない会社の基本給与<退職金制度がある会社の基本給与、となっているケースが多いのが事実。
なぜならば、退職金制度がない会社はいわゆるベンチャー企業などが多く、退職金制度がある会社は業績が安定している上場企業に多いです。
このため、そもそもの給与レンジが違うって訳ですね。
退職金制度の有無と、それによる基本給の比較。
この2つは密接に関係するので、しっかりとチェックしておきましょう!
健康で働けることが大前提!福利厚生はちゃんとチェックすべし!

以上、求人票の福利厚生で見るべき3つのポイントでした。
転職活動では福利厚生は最後に見ておまけ程度にしか感じていない人が多いです。
しかし、そもそも健康な体で元気にフルパワーで仕事に取り組める事が大前提。
その大前提を守るために必要なのが福利厚生です。
いくら仕事内容が面白くて年収が上がっても、休みが年間100日以下だと、いつかは倒れてしまいます。
しっかり福利厚生をチェックして、健康に元気に働ける会社かどうかを確認しておきましょう!