レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットという豪華ダブル主演による映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観てきました!
監督は数々の賞を受賞しているクエンティン・タランティーノという事で期待して観に行ったんですが。。。
「これ俳優の無駄使いじゃね?シャロンテート事件を知ってても楽しめない、B級映画じゃないか!」というまさかの感想になりました(汗)
私のiMax上乗せ料金を、いやむしろ映画料金自体返して欲しい、と思ってしまうレベル。
そんな「ワンスアポンアタイムインハリウッド」の感想レビューを、ネタバレありでたっぷ語ります!
この記事の目次
そもそも映画の元ネタとなったシャロンテート事件とは?
詳しく書いていくとかなり長文になってしまうので、カンタンにまとめると。。。
- 1969年に起きた事件
- ミュージシャンをやっていたマンソンが、メジャーデビューできるとテリーに言われて信じてたけどデビューできなかった。
- マンソンはその後ヒッピー達を集め、狂信的なカルト集団を形成
- テリーを逆恨みし殺そうと仲間3人でテリー宅へ行く
- テリーは既に引っ越しており、その後越してきていたシャロンテート(妊娠8ヶ月)と出会う
- 薬でラリって?シャロン・テートを16箇所刺し胎児ともども殺害
と、当時ハリウッドが激震した事件。
ちなみにシャロン・テートの夫はロマン・ポランスキー監督。
妻のシャロン・テートが殺害された後、フランスで映画監督を続けています。
代表作では「戦場のピアニスト」が有名ですね。
ストーリーネタバレ紹介!
リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)

過去にアメリカで絶大的な人気をほこった西部劇「賞金稼ぎの掟」主演をし、その後も数々の西部劇映画で主演をしたリック。
しかし、近年はその人気も地に落ち、出る映画も悪役でやられ役。
新しいスター俳優たちが昔のスター俳優を倒し、時代が変わったと視聴者に伝えるためのピエロ役ばかり。
その後イタリア映画の監督にスカウトされ、イタリアへ渡り映画主演に返り咲く。
と思いきや、一度落ちぶれた事を考え、イタリアで稼いだお金で余生はゆっくり過ごすと明言。
これまでスタントマンとして雇ってきたクリフともお別れすることに。
クリフ・ブース(ブラッド・ピット)

リック・ダルトンのスタントマン。
「賞金稼ぎの掟」からの付き合いで、今ではリックが個人的に雇ってもらっており、リックが出る映画のスタントマンとして仕事をもらっている。
本人はスタントマンとだけあって、筋肉隆々で喧嘩っ早い。
自分とリックに害をなす相手には容赦しない。
イタリアから帰国後、リックと相棒を終了することを了解している。
が、本人はその後どうするかは考えていない。
ええっと、厳しいのでキャラクター紹介はここまで!
え?シャロン・テート事件を題材にしてるんだから、シャロン・テートとその夫ロマン・ポランスキー監督は?って?
この2人、映画内にはちょくちょく出てくるけど、ぶっちゃけ主演の2人とはほとんど絡みません。よって、割愛します!
ワンスアポンアタイムインハリウッドはどんな映画?ええっと・・・
落ちぶれた俳優リックと、将来をまったく考えていない筋肉バカな相棒クリフのストーリー。
リックは自分の落ちぶれに悲観しつつも仕事をこなし、クリフはそんなリックを支えます。
クリフはヒッピーを拾って、マンソンが支配していた牧場へも行きますが、持ち前の筋肉バカを活かして牧場にいるヒッピーをぼこぼこにします。
リックはせっかく監督も期待していた映画の敵役で出演するも、二日酔いでセリフを忘れる大ぽか。
しかし、その後気合を入れ直して迫真の演技をします。(それが次の仕事につながる事はなかったみたい)
そしてイタリア映画の監督にスカウトされ、最初は断っていたリックだがお金が無くなりそうだったため、クリフも連れてイタリアへ。
イタリアで数本映画主演をした後、イタリア女優を妻にして帰国。
帰国前にクリフと相棒契約を終了すると伝え、クリフも納得。
帰国後最初の夜に2人で飲み明かし、その後リックの家でクリフは愛犬の散歩&餌やり、そしてリックは自宅プールでのんびり音楽環境。
するとマンソン達が襲撃してきて、クリフがまずは返り討ち。
リックは昔出た映画で使った火炎放射器でヒッピーを返り討ち。
しかしクリフは刺されてしまい、救急車で運ばれます。
救急車、警察が帰った後、隣に住んでいたロマン・ポランスキーが「大丈夫か?」と初めて主演2人と絡みます。
門柱のスピーカー越しでシャロン・テートも会話に参加し、リックを自宅呑みに誘います。
そしてリックがロマン・ポランスキーとシャロン・テートの家に入っていって。。。
映画は終了です。
誰も言わないから言うよ?ワンス・アポン・ア・タイム・ハリウッドはB級映画!
ワンス・アポン・ア・タイム・ハリウッドはB級映画です!
伝えたいことは「1960年代のハリウッドはこんな世界だったよね?」と言ってるだけ。
評価が高い理由がさっぱり分かりませんね。
レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの2人の演技力の高さとスター性があるゆえに観てられましたが。。。主演の2人が違う人だったら、間違いなくB級映画決定です!
ただ161分という長時間映画だったにも関わらず眠らずに最後まで観れたので、なにか魅力があるんでしょうが。
普通映画は観終わった後に「この映画はこういう事を伝えたいんだな」という明確なメッセージを受け取れるんですが、ワンス・アポン・ア・タイム・ハリウッドはメッセージ性はありません。
ただ淡々とリックとクリフの日常を描いているだけ。
正直映画館のお金を払ってまで観に行く映画ではありません。
それでも映画本家の「ハリウッド」を描いているから、年老いた審査員には「懐かしい!」と刺さって色々な賞を受賞するんでしょうね・・・俳優陣は文句なしのメンツなので、そこも審査にも影響するでしょう。
ただ、大切な事なのでもう一度言いますよ。ワンス・アポン・ア・タイム・ハリウッドは俳優がスターじゃなかったら、間違いなくB級映画決定の作品です!
ワンス・アポン・ア・タイム・ハリウッドは俳優がスターじゃなかったら、間違いなくB級映画決定の作品です!