厚生労働省は企業で働く人が加入できる企業型確定拠出年金について、今は60歳までとなっている掛け金の拠出期間を70歳まで延ばす方針だ。
掛け金を長く積み立てられれば運用資産が増え、退職後にもらう年金も増えやすくなる。
公的年金に上積みとなる企業年金を充実し、老後への備えを後押しする。
社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の専門部会で近く案を示す。
2020年の通常国会に改正法案を提出し、早期の実現を目指す。。。
2019/10/04 日経新聞より
んん?
いつの間にか日経新聞の論調が「70才まで働く事が大前提」になっていますね。
これが政治とプロパガンダの力。
と言いつつも、人口減少と寿命伸びたための高齢化&税金による社会保障の限界がきているため、元気な人は70才まで働かざるを得ないってのが日本の現状です。
個人的には納得してるんですが・・・
企業側に70才まで延長雇用する施策がないのも事実。
というか、雇用延長って終身雇用でその会社でしか使えない人を救うためだけの救済策でしかないと思うんですよね。
だって、「我が社で定年まで働いたけど他社に転職する力はないよね。だったら雇用延長する代わりに給料やすくするね(1/3!)」というのがリアル。
雇用延長される側はいきなり給料も下がり役職も取り上げられ、これまで部下だった人の部下になる。
これ、かなり屈辱じゃないですか?
本当にできる人=市場で評価される人は、雇用延長なんてせず起業するか他社に転職しています。
今の50代はもうどうしようもないけれど、30代・40代はちゃんとそこを見てキャリアを積んでいかないとダメ。
市場で評価される個の力を育てないと、雇用延長という飼い殺しが待っています。
経団連会長もトヨタですらも「終身雇用はもう無理」と言い切っています。
自分の身を守るのは自分自身。
「うちの会社は定年までちゃんと面倒みてくれるから」なんて安心している、あなた!
最終的に会社が守るのは会社自身です。
経営が危うくなれば、しっかりとリストラします。
特に上場している会社は株主から求められるので、リストラせざるを得なくなります。
自分が大企業にいるからなんて安心せず、死ぬまで楽しく仕事するためにも「市場価値を高めるキャリア育成」をして行きましょう!!!