米アマゾン・ドット・コムと米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は25日、音声を認識するアマゾンの人工知能(AI)「アレクサ」を、GMの新型車などに搭載すると発表した。運転中でも、音声だけで音楽の再生や道路の案内などを受けられるようになる。対応車種は2020年前半に発売する。。。
2019/09/26日経新聞より
とうとうAmazonが自動車業界へ入ってきました!
まずはアメリカでGMと提携し、2020年(もう来年!)に商品化して発売されます。
これ、実はかなり衝撃的な事。
GMは箱作をするメーカーとなり、ユーザーとの接点部分はAmazonに任せるというお話。
ユーザー心理は「GMを買う」→「アレクサ の付いてるGMの車買う」→「アレクサ の車を買う」に確実に移っていきます。
トヨタはそこをよく理解していて、こういった音声デバイスをベンチャー企業と組み、あくまでトヨタチームとして開発・発売しようとしています。
これからのデジタル時代に、最も大切なソフトの部分をAmazonに譲ったGM。
これは大きな経営判断ミスじゃないですかね?
ハードウェアが重要で、ソフトウェアは別に重要じゃない、なんて昔のワープロ売ってた人達と同じオワコン思考。
狙いがAmazonからソフトのノウハウを得る事としても、そんなにAmazonは甘くない。
1〜2年以内にGMがソフトも自前またはチームGMとして開発できないと、マジで10年後、いや下手したら5年後には「GM?ああ、Amazonの車ね」とブランド自体死にかねません。
日本発売されると面白いけど、正直今のGMの販売力では難しいかな・・・
いくらトランプさんが日本はアメ車を買え!といっても、とうのGMが日本市場に力を入れておらず、日本に合った車種の開発もしてないから難しいでしょう。
GMがAmazonに乗っ取られるから、上手くノウハウを得て破局するか、デジタル時代の仁義なき戦いがスタートです!