映画「ジョーカー」絶望に絶望を塗り重ねる狂気映画!レビュー感想※ネタバレあり

話題の映画「ジョーカー」観てきました!

バッドマンの超絶ヴィラン「ジョーカー」、その誕生を描いたオリジナルストーリー。

そのストーリーは絶望に絶望を塗り重ねる悲劇の喜劇。

なぜアーサーはジョーカーになったのか?笑いながら殺すサイコパスとなったのか?

ジョーカーの誕生が全て語られた映画「ジョーカー」。

個人的にはかなり面白かったので、ネタバレ満載でレビュー感想まとめました!

注意
本記事は壮絶なネタバレをしています!
映画ジョーカーはネタバレなしで観たほうが、120%楽しめます。
まだ観ていない人は読むのはココまで!下の予告編だけ見て、映画観てから続きは読んでくださいね。
ただ、1つだけ言っておくと。。。デートで観に行く映画ではないですよ!!!

ジョーカー登場人物(ネタバレあり)

アーサー・フレック

本映画の主人公で、ジョーカーの正体。

母と2人暮らしの青年で、貧乏ながらも母を大事にしながら生活をしている。

母から「どんな時でも笑顔で人々を楽しめなさい」と言われ、コメディアンを目指し、大道芸の事務所の所属しピエロ役をこなす。

と、ここまでなら良い話ですが。。。

  • 精神病棟に入っていて、出てきたばかり
  • 脳に障害があり突然笑い出してしまうため、周りからは気味が悪いと敬遠されている
  • 定期的に市の補助による精神鑑定医との面談をし、精神安定剤を貰っている
  • 母親は介護が必要

と、なかなかヘビーな状況。

そんな生活でも、同じマンションのソフィーに淡い恋心を抱いていたり、母親からは優しい子「ハッピー」と愛情を受けているのが唯一の救い。

母と見るコメディアン「マレー」が主演の人気テレビ番組も、いつかはゲストで出たいと夢を見る。

しかしある日、ピエロ仕事の帰りの地下鉄で、証券マン3人に絡まれる。

もともと証券マンが女性に絡んでいたので、それを助けたという見方もあり。

大道芸仲間から何故かもらった銃をとっさに撃ってしまい、証券マン3人を殺害

最初の2人はとっさでしたが、残りの1人はじっくりと追い詰めて撃ち殺しており、ジョーカーとしての本性が出た確信犯

メディアは、最初はピエロが優秀な証券マンを殺した極悪非道の事件と報道する。

しかし、ゴッサム市では貧富の差が拡大しており、富裕層の証券マンを殺した貧困層代表のピエロとしてテレビやメディアでは描かれてしまう。

その結果、ゴッサム市長候補のトーマス・ウェインが貧乏人を卑下したため起こったデモでは、みなピエロの仮面を付けるようになる。

トーマス・ウェインは明確に富裕層と貧困層を分け、貧困層は切り捨てようとしていた。

アーサーは警察に追われつつも、ソフィーと両思いになり幸せを噛み締める。

ソフィーに自分が出演するのコメディアンバーに来てもらったり、デートをしたり。。。

しかし、母ペニー・フレックが書いた、昔使用人として勤めていたトーマス・ウェインへの手紙を開けて読むと。。。

自分はトーマス・ウェインの隠し子という事が判明。

衝撃の内容に母を問い詰め、事実を知る。

トーマス・ウェインは妻と子供がおり、裕福な生活をしている。

父親がおらず愛に飢えていたアーサーは、トーマス・ウェインに会いに行く。

が、言われたのは、母ペニー・フレックはイカれている。

アーサーが隠し子なんていうのはペニーの嘘で、その嘘を本当にするために養子縁組したのがアーサーだという。

トーマス・ウェインに二度と近寄るな!と殴られ、拒絶されるアーサー。

事実を知るために、母が過去に入院していた病院へ。

そこは精神病棟。

母のカルテを見ると、そこに書かれていたのは。。。

  • 重度の虚偽症で妄想症
  • 嘘のために養子縁組し、アーサーを引き取る
  • 虚偽症のため、トーマス・ウェインの使用人はクビ
  • その後付き合った彼が幼いアーサーに虐待するも無視
  • アーサーは虐待による頭部に重傷、栄養失調
  • アーサーがストーブに括り付けられ放置されていた所に警察が突入
  • ペニーは逮捕され精神病棟へ

と壮絶な事実を知ることになる。

これまで自分を愛してると言った母親の言葉は全てウソだった。

さらに自分が悩まされていた脳の障害により突然笑い出してしまうのは、虐待による重傷が原因。

自分は何なのか?

救いをもとめ、恋人のソフィーのもとへ。

しかし、ソフィーから「あなたは確か同じアパートのアーサーさん?部屋を間違えているわ、出て行って」と言われ、ソフィーと両思いで付き合っていたのは全てアーサー自身の妄想だった事実に気付く。

結局、自分も母親と同じイカれた人間だった。。。

その結果、母親ペニーを殺害

さらに自分に銃を渡してきた大道芸仲間が口裏を合わせにきたため、殺害

しかし一緒に来た自分に優しくしてくれた大道芸仲間は「君は殺さない。僕に優しくしてくれたから」と逃がす。

そんな中、自分が夢見たコメディアン番組から出演依頼の連絡が来る。

以前コメディアンバーでのショーを勝手に流され、笑いモノにされたが視聴者からの反応が良かったので出てほしいと。

そして出演当日。

ピエロの化粧をしたアーサー。

マレーが前回の放送時に自分を「ジョーカー」と呼んでいた事を思い出し、「ジョーカー」と呼んでもらうよう依頼する。

ジョーカーとして登場し、番組内で「自分が証券マン3人を殺害したピエロで犯人だ」と告白。

さらに

「自分の人生は喜劇だ」

「世間は僕に優しくない。みんな自分自身の事しか見ていない」

「我慢するのはもうヤメだ」

「マレー、君も僕を笑い者にするために番組に呼んだんだろう?」

そして生放送中にマレーを銃で撃ち殺す。

富裕層のマレーを誰も救おうとしない貧困層の代表として殺すことで、「ジョーカー」として不満を持つデモ隊の象徴となった。

この時をきっかけに、ゴッサム市ではデモ隊が街中に火をつけ、混沌の中に。

ジョーカーは警察に捕まるも、搬送中にピエロ仮面をかぶったデモメンバーがトラックでぶつかり救出。

そしてジョーカーは立ち上がり、踊りだすのだった。。。

ペニー・フレック

アーサーの母親。

介護が必要なレベルだが、今も化粧をし美しさを保っている(つもり)。

昔勤めていたトーマス・ウェインへ、隠し子のアーサーと自分を助けるよう求め手紙を書き続ける。

が、実は重度の虚言症と妄想症を患っており、トーマス・ウェインとは恋人関係なし。

使用人ではあったが、一方的に想っていただけ。

勝手にアーサーを養子に迎え、トーマスの隠し子だと言い張り、使用人を首になる。

さらにその後、付き合った男性がアーサーを虐待するも見ているだけ。

アーサーがヒーターに括り付けられていても、放置。

その結果、警察に捕まり精神病棟送りになる。

最後は全てを知ったアーサーに殺害される。

ソフィー・デュモンド

アーサーと同じマンションに住んでいるシングルマザー。

アーサーがほのかに想いを寄せており、付き合い出す。

が、実は付き合っていた事自体がアーサーの妄想。

アーサーが絶望の中ソフィーに助けを求めた際、ソフィーに「あなたは確か同じアパートのアーサー?お願い、出ていって」と言われ自身の妄想癖に気付くキッカケになった。

恐らく殺されてはいない。(と信じたい)

マレー・フランクリン

アーサーが憧れるコメディアンで、人気番組の司会。

アーサーのコメディアンバーでの動画を番組で勝手に流し、笑いものにする。

視聴者の反応が良かったため、さらに笑いものにしようとしアーサーを呼び出した結果、殺害される。

皮肉にも番組内でアーサーの発言が流れ自身が殺される事で、世の中に「ジョーカー」を不遇な扱いをされている人のシンボルとした。

映画「ジョーカー」の感想

絶望に絶望を重ねるストーリーが秀逸

映画ジョーカーのストーリーは絶望に絶望を塗り重ねてきます。

  • 大道芸事務所はクビ
  • 父と信じて行ったらお前らはイカれてると言われる
  • 母には虐待されていた
  • ソフィーは自分の妄想
  • 憧れのテレビ番組で勝手に動画を流され笑いモノにされる

その度に少しずつ狂っていくアーサー。

最後はジョーカーとして無視される者たち=貧困層のシンボルとなります。

ドンドン絶望が上書きされていき、何一つ救いのないストーリーがかなり秀逸。

観ているコチラの気持ちもドンドン追い詰められていきます。

全てのシーンが狂気

公式サイトでは「貧乏だけど善良な心優しいアーサー」と言っていますが。。。

最初から最後までアーサーはイカれています!

まったく心優しくないですよ、アレは。

指先ひとつの動きからも、狂気が感じられます。

アーサーが普通に歩くシーンは実はほとんどなくて、必ず少し踊りながら歩くんです。

ココがすごい。

ただ単純に「歩く」というシーンを、狂気満載のシーンとしています。

単純に歩くシーンでも狂気を感じるくらいなので、狂気を感じないシーンなんて一つもなかったです。

何が妄想で何が現実か?これはジョーカー視点の映画

個人的にもっとも狂気だと感じたのは。。。

最後のシーンで医者がアーサーに「なぜ笑っているの?」と聞いたシーン。

映画冒頭から、アーサーが突然笑い出すのは「脳の障害」とインプットされていました。

説明カード出してましたしね。

しかし、医者だったらアーサーの脳の障害の事を知っているはず。

つまり、この質問は「脳の障害なんてない」という事になります。

これ、ヤバくないですか?

突然笑いだしていたのは脳の障害ではなく、アーサー自身の意思だった。

そしてその理由まで妄想となると、何が妄想で何が現実か分からなくなります。

突然笑い出してしまう事で上手くいかないシーンが多くて、観客は「可哀想だな」と思ったはず。

でも、これが障害でも何でもなく、ただ単にアーサーが笑っていただけの話となると。。。

やはりアーサーは最初から最後までイカれていて、まったく共感できないキャラクターです。

まとめ 映画ジョーカーは近年稀に見る傑作サイコパス映画!

さて、かな~り長文となってしまった感想。

そろそろまとめに入ります。

映画ジョーカーは、サイコパスの気持ち悪さを感じたい人にオススメ!

逆に映画を見てスカッとしたり感動したい人は絶対観ちゃだめです。

映画ジョーカーは最初から最後までアーサー=ジョーカーの狂気を描いた映画。

R15ですがR20にすべきではないか?と思うほどの狂気サイコパス映画です。

個人的には大好きですが、精神的にかなりヤラれるので要注意映画ですよ!

ちょっと病みたい人にはオススメの映画です。

間違ってもデートで観に行ったりしちゃダメですよ!

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